いのちの森文化財団設立の経緯

1993年に人々の意識教育を推進するため「水輪の会」が設立され、心と身体といのちのセンター「水輪」(会員施設)と「水織音」(一般施設)を運営してまいりました。
会員会友は全国に3500人ほどおり文化・経済・医療・健康・科学・哲学・芸術などの分野を中心とした社会教育を信州飯綱高原の自然環境を通して推進してまいりました。
一方、近年においては信州の農業が衰退し遊休農地が拡大、また自然環境が悪化していく中にあって里山文化の育成と農業の再生が大きな課題となっており、さらに心を病んでいる若者達の増加は日本の経済社会にも大きな影を落としつつあります。
水輪の会では社会復帰を支援する活動も平行して行ってきており、現在までに約450人に及ぶ人々を社会に送り出してきました。
ここ数年これらの若者や高齢者、障害をもつ人々の社会復帰支援の活動として園芸療法や園芸福祉活動が取り入れられてきておりますが、水輪では遊休農地の活用による農業の再生、食と農の安全、自然環境や里山文化の保全、農地の公園化構想による癒しの提供、園芸福祉による心の療育を推進するために2003年 12月に農業生産法人としての要件を備えた株式会社水輪ナチュラルファーム立ち上げ、隣接する5町歩の農地を活用した事業を行っています。また内観療法や社会教育研修を推進するため2005年8月有限会社グリーンオアシスを立ち上げ、2006年4月新たな研修施設グリーンオアシスを竣工いたしました。
この水輪の会と水輪ナチュラルファーム、グリーンオアシスの3つの活動を総称して「いのちの大学構想」と呼び推進してまいりました。
本来は私的な利益を追求するためのものではなく、あくまで人々の公益の為の活動として私財に加え全国の支援者の方々の浄財も頂くことができ事業を進めてまいることができましたが「いのちの大学構想」を実現していくためには多額の資金が必要であり、またより公共的なものとしてこの活動を推進していくため各界の方々にご支援をお願いして参りましたところ、皆様から財団法人の設立をとのご助言頂き、また株式会社ティー ワイリミテッド代表取締役会長の依田巽様並びに関係の皆様からはさらに基金のご支援も頂けることになり「いのちの森文化財団」の設立に至った次第です。
財団は2006年9月5日に認可となり事業が開始されました。
また、2011年6月22日長野県知事より公益財団法人としての認定を受け、2011年7月1日付にて公益財団法人いのちの森文化財団と名称を変更いたしました。
加えて、いのちの大学構想を「いのちの森構想」に改称し、いのちの森クリニックの開設、みんなの畑ハウスなど施設環境を充実させてまいりました。より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人いのちの森文化財団
代表理事 塩澤 研一

設立趣旨

20 世紀における科学技術の飛躍的な発展は人類にとって様々な恩恵を与えつつも、その一方で急速に進む環境破壊やエネルギー資源の枯渇、人と人との繋がりの希薄からくる人間疎外という問題も同時に生み出してきました。このことの解決は教育と文化の育成によるところが大きいと考えます。
本財団はこの教育と文化の育成活動の原点を「地球全体のいのちの営み」に置き、信州の自然と大地をフィールドとして様々な社会教育活動を推進するためのものであります。

設立目的

現代の抱えている「いのちの喪失感」からくる諸々の問題を捉えかえし、再度いのちとの繋がりを回復し、いのちのやりとりの場と関わることにより、我々世代の根底にある意識を、憎しみから愛へ、対立から調和へ、分離から融合へと進化させ、いのちあるものすべてが仲間同士であるという意識(ユニバーサル・ユニティー)を作り出していくことが本財団の目的であります。

事業活動

1.教育、文化、学習事業
いのちの営み、いのちの繋がり、いのちの発生といのちの不思議、将来世代への責任などをテーマとして哲学、医学、科学、芸術、歴史、経済、産業、生活などさまざまな分野からの講演、講座を開催。

2.環境保全と健康創造事業
信州の自然を活用した体験学習の実施
A.病後、術後の養生並びに生活習慣病予防についての実践的な体験学習事業食事療法、生活習慣病予防、心のカウンセリング等を専門の指導士により実施
B.森林療法とセラピーロード
森林浴、ボディーセラピー、ハーブや温泉などを活用した体験学習
C.遊休農地等の活用や森林整備をとおして農林魚業の再生を推進する活動を支援し、合わせて安全安心を基礎とする食農教育を推進し人々の健康増進を計る。

3.社会復帰支援事業
心の悩みや引きこもりなど社会復帰が困難な青年達に対する社会復帰支援を行います。
A.自然や大地、動植物との関わりを通し、短期・長期の滞在による生活指導、教育指導、ケアリスナー(カウンセリング)等の実施
B.インターネットによる心のケアー「いのちのテレビカウンセリング」の実施
C.園芸療法・園芸福祉、内観療法、作業療法等各種の療法による心のケアーの実施

4.啓蒙、広報、研究事業
新聞「いのちの森」通信の発行、研究活動の報告書の作成、
活動の記録映像やいのちの営みに関する映像の作成等をと
おしていのちの大切さを啓蒙していく事業の実施。

事業報告・事業計画(PDFファイル)

●令和4年度事業報告書

●令和4年度事業計画書

●令和3年度事業報告書

●令和3年度事業計画書

●令和2年度事業報告書

●令和2年度事業計画書

●平成31年度事業報告書

●平成31年度事業計画書

●平成30年度事業報告書

●平成30年度事業計画書

●平成29年度事業報告書

●平成29年度事業計画書

●平成28年度事業報告書

●平成28年度事業計画書

●平成27年度事業報告書

●平成27年度事業計画書

●平成26年度事業報告書

●平成26年度事業計画書

●平成25年度事業報告書

●平成25年度事業計画書

●平成24年度事業報告書

●平成24年度事業計画書

●平成23年度事業計画書

●平成22年度事業計画書

会計諸表(PDFファイル)

●令和4年度決算報告書

●令和4年度収支予算書

●令和3年度決算報告書

●令和3年度収支予算書

●令和2年度決算報告書

●令和2年度収支予算書

●平成31年度決算報告書

●平成31年度収支予算書

●平成30年度決算報告書

●平成30年度収支予算書

●平成29年度決算報告書

●平成29年度収支予算書

●平成28年度決算報告書

●平成28年度収支予算書

●平成27年度決算報告書

●平成27年度収支予算書

●平成26年度決算報告書

●平成26年度収支予算書

●平成25年度決算報告書

●平成25年度収支予算書

●平成24年度貸借対照表

●平成24年度正味財産増減計算書

●平成24年度財産目録

●平成24年度収支予算書

●平成23年度貸借対照表

●平成23年度正味財産増減計算書

●平成23年度財産目録

●平成23年度収支予算書

●平成22年度貸借対照表

●平成22年度正味財産増減計算書

●平成22年度財産目録

設立年月日

平成18年(2006年)9月5日

行政庁 : 長野県

所在地 :

〒380-0888 長野県長野市大字上ヶ屋2471番地2198

電話 026-239-0010 FAX 026-239-0011