このいのちの森文化財団は、「『地球全体のいのちの営み』を根底に据え、いのちあるものすべてが仲間同士であるという意識を創造し、自然と調和した文化の振興発展を目指し、心の豊かな地域社会の形成に寄与する」という目的にて設立されました。

 昨今の環境問題や、超高齢社会に突入している現状(日本人口の65歳以上の人口は21%を超え超高齢社会になっている)、100万人にものぼると言われている青少年のニート・ひきこもり人口の増大、うつ・躁うつ病患者数や自殺者の増加、集落全体人口の50%以上が65歳以上となり、共同体機能維持が限界に達している限界集落の増大などの諸問題を踏まえ、「生から死まで共に生き合うコミュニティーの再生・創造」の必要性を財団設立当初より考えて参りました。これらの原因というのは、過度の経済性の追求を求めてきた結果が大きいのではと思えてなりません。

 当財団では、「生」から「死」まで共に生きあい、学びあい、働きあい、生活しあっていける「つながりあういのちの営み」を重視した本来、日本根づいていた「コミニティー文化」の再生・創造を実践し育んでいきたいと思います。

 中でも「死」とは、万人に共通に訪れる重要なものであるが、「死」をよりよい迎えるため、最期まで充実した「生」を生き切ることができるようなケアがあまりにも足りないよう感じます。このよりよい「生」を過ごし、よりよい「死」をむかえる為の「生涯学習・教育」施設の建設、または、現状使用している建物を利用し、様々な生涯学習・教育を展開していく計画である。隣接する自然農園での農業体験や飯綱高原の大自然とのふれあいや自然観察、高齢者を対象とした各種講座の開催などを予定しています。詳細は、今後の社会状況の変化を鑑み、具体化していきます。

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公益財団法人いのちの森文化財団事務局 
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